誰のための「安全第一」?
- 2009年03月02日 (月)
- カテゴリー:工事現場の話
工事現場にはよく「安全第一」という看板が掲げられていると思います。
けど、本当にそれが徹底されている現場ってどんな現場なのでしょう?
建設現場は大きくなるほど、非常に安全に関して高い意識をもって作業されていますが、私たちが手がける個人住宅のような現場ではあまり意識が高いとは思えないことがあります。建築に関して詳しくない人から見ると、どれもこれも危険な作業に見えてしまうかもしれませんが、注意して見るとちょっとしたことが違うのに気づかれるでしょう。
例えば・・・
ヘルメット、これをかぶらずに高い場所で作業している人をよく見かけます。髪型が気になるのか、頭が蒸れるのが嫌なのか分かりませんが,、かぶらないでの作業はとにかく危険です。年配の大工さんなんかもあまりかぶりたがらない傾向がありますね。
現場での焚き火、寒い時期になると余った端材を燃やして暖を取っている現場がたまにありますね。
丸太の足場。これはだめというわけでは決してないのですが、今ではより安全に使える足場材がちゃんと用意されています。
現場の仮囲いについて、そもそも囲い自体がない現場を見かける場合があります。法令では、一定の規模以上の現場では必要とされていますけど、誰でもすっと入れてしまう現場ってちょっと考えなくちゃいけないなと思いませんか?
もっとたくさん細かい例はありますが、上にあげたものは割りと見かけるケースだと思います。同じ業界の方からは非難されるかもしれませんが、こういう現場には安全に対する意識があると私は思いません。安全第一とか書かれていても、ただのそれはお飾りだと思います。
誰のための安全なのか、もちろん作業する人が怪我をしないためですが、建てているあなたのためにも工事の安全に対しては意識を常に高く持つ必要があるのです。作業している誰かが怪我をした建物には誰だって住みたくないでしょう。
職人さんに語られる言葉に「怪我と弁当は自分もち」というものがあります。確かにそういう時代もあったのかもしれません。けど本当に住む人から言わせれば、これは全くナンセンスなことですね。
安全への配慮が行き届いた現場は気持ちの良いものです。誰だって自分の家の建てている途中を見に行きたくなる気持ちはあるでしょう。もし、突然あなたが見に来ても、安心して眺められるような現場を作り上げていくこと、これを第一に考える必要があると思います。
あなたの家の現場は本当に「安全第一」の看板が輝いていますか?
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