どうして欠陥住宅は生まれる?
- 2009年03月02日 (月)
- カテゴリー:工事現場の話
テレビなどで、欠陥住宅について放映されることが多くなりました。
かなりショッキングな内容で、私たち家作りに携わるものから見てもひどいと思うような事例が数多くあります。
誰もが自分の家だけは欠陥住宅になんかしたくないって思うことでしょう。
どうしてあのような欠陥住宅が出来上がってしまうのでしょうか?
一番の原因は、施主と作り手との間の信頼関係が弱かったのではないかと思います。家作りは、あなたと作り手との共同作業であるということを認識してください。互いに不信感を抱きながらの家作りは、どこかしらひずみがくるものです。
共同で作業する以上、お互いに信頼関係が築かれていなければなりません。信頼関係を生み出すためにも、お互いに時間をかけてよく知り合うこと、疑問や不安をぶつけて理解を深め合うことが大切だと思います。できれば友人や家族のようになれるくらいであれば理想的です。家は建てた後何十年も残るわけですから、本当に長いお付き合いができるような、そういう信頼できる関係を築くための努力をして下さい。
また、家について施主が知らなさすぎたのも原因のひとつであると思います。家についてはしっかり勉強してください。作り手にまかせっきりというのだけはやめてくださいね。作り手は勝手に良いものを作ってくれるわけでは決してないですから。作り手にとって都合の良いものが、あなたにとって本当に良いものとは限らないですからね。
思わず見かけだけの安い値段にだまされてしまったのかも知れませんね。家はバーゲンセールで買うようなものではありません。安いものにはそれなりの理由があります。とかくローコスト住宅が流行の陰には、職人さんたちの手間代も厳しくなっている現実があります。安くいい物が欲しいというのは当たり前のことですが、作っている人たちが仕方なく生活のために嫌々仕事をするような家作りはどこかしら、しわ寄せが来ると思います。また、家は建てた後にも維持管理する費用がかかりますから、安っぽい材料を使ってあとで交換、修繕に莫大な費用がかからないように気をつけなくてはいけません。
どうです?今、私の申し上げたことは、あなたにとって負担の大きいことかもしれませんね。また、私たち作り手側の勝手な意見ともとられるかもしれません。しかし、よく考えてみてください。何十年も支払い続ける住宅ローンを無駄にしてもよいのですか?何十年も住み続けなくてはいけない住宅に欠陥があって、悩まされ続け、後悔の思いをずっと持ち続けるようことがあってもよいのですか?
そうならないためにも、あなた自身できることをしっかり行うこと。
私はお金を出して施主となられる方にも、本当に満足できる家を提供してもらうために努力することが必要であると思います。(もちろん作り手側である私たちはそれ以上に努力する必要があることは重々承知の上です。)
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